ふすま（ブラン）【糖質カットに欠かせない材料・食材】

ふすま（ブラン）とは

小麦の表皮の部分を指し、「ふすま」「ブラン」「小麦ふすま」などと呼ばれます。

・お米の糠→「米ぬか」
・大麦の糠→「麦ぬか」
・燕麦の糠→「オートブラン」
・小麦の糠→「ふすま（ブラン）」

小麦全体に対して占める割合は
・胚乳→83%
・胚芽→2%
・表皮→15%

全粒粉について

【パンの主原料】
・普通のパン→胚乳のみ
・ブランパン→表皮（ふすま＝ブラン）＆大豆粉

【製粉する時に使う部分】
・小麦粉→胚乳のみ
・全粒粉→胚乳、胚芽、表皮（つまり小麦全部、そのまま粉にします）

皮の部分（ふすま＝ブラン）には食物繊維がたっぷり含まれているため、表皮ごと使った全粒粉にも当然食物繊維が豊富！
ただ全粒粉全体量の83%は胚乳であり、小麦の糖質はほとんどこの胚乳部分に含まれているわけで・・・
やはり胚乳を取り除かない限りは糖質オフは望めません。

なので、全粒粉パンなどの全粒粉食品って食物繊維目的で食べるのはとても良いと思いますが、糖質が低いことにはあまり期待しない方が。

例えばパスコのイングリッシュマフィンですが、
●パスコ「超熟イングリッシュマフィン」1個　　糖質30.8g
●パスコ「麦のめぐみ全粒粉入りイングリッシュマフィン」1個　　糖質28.2g
となっております。

確かに全粒粉入りの方が糖質は低いですがあまり大差ないというか、（糖質に関しては）安心して食べられるほど低いというわけでもないですよね＾＾；

ふすま（ブラン）と他の部分の成分比較

可食部100gあたりの栄養成分表です。

一部参考：日本食品標準成分表

小麦から作られる粉の成分を比較してみました。
成分表にはもっと細かい栄養成分がたくさん載っていますが、とりあえず糖質関連＆数値が突出しているものだけピックアップしています。

まあなにはともあれ、食物繊維の量がすごい！
ということは当然、糖質もかなり低くなりますよね～

カリウム、マグネシウムなどの含有量にもびっくり。
カリウムは塩分を排出したり血液を正常に保つ働きがあるとされています（腎機能低下の症状がある人は注意）。

マグネシウムは糖尿病や動脈硬化と関係が深いとも言われていたり（私には言い切ることはできません＾＾；）。
もっと簡単な症状でいうと、慢性的な頭痛・便秘・こむら返りなどに効くと言われています。
実際私もマグネシウムをサプリメントで摂っていた時、頭痛とこむら返りは改善しているんですよ。

まとめ